TEL

東広島市:10年後も「良い」と思う家とは

2018.11.10
電化製品や車、家づくりで言うとキッチンやトイレといった設備品は年々進化しています。ここ数年は全て『エコ』という言葉が使われ省エネルギーを重視したものになってきています。

 

 

 いくら最新の設備を備えていてもいつかは最新でなくなってしまう・・・。

それより家自体が快適な方が良いのでは・・・という思いで、西条本社をリフォームするにあたり、『自立循環型住宅』を目標とする『パッシブデザイン』の事務所にしよう! そして多くの方々に体感してもらおう! と『パッシブデザイン』にチャレンジしました。

住生活に必要なエネルギー供給を他者から受けずに済ますことを理想とした住まいづくりです。

 

 

 室内環境の質を保ちつつも、エネルギー消費の削減とそれによる二酸化炭素排出抑制を目指しています。

間違われやすいのですが、『パッシブ住宅』は冬でも半袖で過ごせるような家づくりではありません。

パッシブデザインは新築だけではありません。リフォームでも取り入れる事ができるので、リフォーム前よりも快適な住環境を実現することができます。

 

 私たちは、『木』が大好きな集団で『木』を得意としています。『木』は生活空間において、とても良い効果をもたらす素材です。自然素材の『木』をメインにその他の自然素材を使用しさらに室内環境の良い住まいを実現させました。

 

 

 

パッシブデザインとは

 

 『パッシブ』には、「受け身の・消極的」という意味があります。

家づくりにおいて『パッシブ』とは建物を取り巻く外的環境である 自然・太陽・風・空気・熱(暑さ・寒さ)を建物に取り入れて住宅内部の環境を良くしようとする意味合いです。

 夏は日射しを遮り、風通しを良くする。冬は太陽の光と熱を取り入れ部屋を暖かく・・・。そうした太陽をはじめ風や熱など自然の力を生かして快適な住環境を手に入れる方法。それが「パッシブデザイン」の設計です。

 

 

 

豊北木材のこだわり素材

 

内装材(壁材)

 

 内装材の種類はいろいろ。西条本社では、珪藻土・紙の塗り壁・木材・クロスの4種類を使用しています。

 

【珪藻土】

 珪藻土と一口に言っても自然素材のみで作られるものと、合成樹脂が使われているものがありますが、ここでは自然素材のみのものを使用しています。

 この珪藻土には、ホルムアルデヒドなどの悪臭物質・有害物質を吸収し室内空間をクリーンに保とうとす働きがあります。また、調湿性があるので室内の濃度が高くなると湿気を吸収し、乾燥状態になると逆に湿気を放出する作用をもっています。